計算のテクニックも重要です
今回は、電験三種で使える計算のテクニックをお話しします。
電験三種の計算問題では、分数の計算を行う場合が非常に多くあります。
電卓の持ち込みは認められていますのでそこまで大変なことはないのですが、理論科目のように時間が非常に厳しい場合は工夫が必要になります。
たとえば、4Ωの抵抗に12Vの電圧がかかっている場合の電力を求めるとします。
P=V^2/Rが公式ですので12^2/4と計算してしまいがちですが、この方法は多少非効率といえます。
効率的にやるには、12^2とせずに12×12で表しておきます。そうすると、12×12/4で12×3となり、電卓を使わずして36と暗算で速やかに求めることができます。もし12^2でやると、電卓をたたいて144を求めてそれをさらに電卓で144/4を計算することになります。どちらが早いかは明確ですね。
この計算だけならあまり時間差はありませんが、これが積み重なると大きな時間差になることがあります。
以前にもお話ししましたが、電験三種はいかに効率的に計算問題を解くかが重要な鍵となります。
特に理論科目の場合は数分の差で合否か゛分かれる場合もあります。それを意識して、問題を解く訓練を行いましょう。
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