鉄損と銅損について
今回は、変圧器の効率計算を解くにあたり必須事項である「鉄損」と「銅損」についてお話しします。
まずは「銅損」です。銅損は、簡単に言えば変圧器の巻き線に電流が流れることによって巻き線自体の抵抗により消費される損失の事で、それ自体の大きさでいえばI^2×Rということになります。
この銅損の大きなポイントとして、銅損の大きさは「負荷の2乗」に比例するという事です。つまり、定格負荷時の銅損を100[W]とすれば、1/2負荷では1/4になるので25[W]、無負荷では0[W]になるのです。
次に「鉄損」です。鉄損は「無負荷損」ともいい、負荷の有り無しにかかわらず、変圧器に電圧がかかっていれば(励磁されていれば)発生する損失です。いい方を変えれば、負荷の大きさにかかわらず常に一定であると言えます。
鉄損が発生しないのは、変圧器が停止している(電圧がかかっていない)時のみです。
今回お話ししたポイントは、変圧器の効率計算において基本であり最重要ポイントでもあります。
言葉だけではぴんとこないと思いますので、計算問題をこなしてしっかりとマスターしてください。
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