第二種電気工事士筆記試験には、工具や材料を写真で判別する「鑑別問題」が必ず出題されます。

鑑別問題は、モノと写真の組み合わせを覚えてしまえば解ける問題です。ただ、個別に工具をすべて暗記しようとすると難しいため、作業工程に沿って覚えることをおすすめします。

本記事では、筆記試験で頻出の鑑別問題について効率的に覚える方法を紹介します。

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また各種電線管の使用工具について解説動画を公開しています。ぜひこちらも参考にしてください。

写真を使った「鑑別問題」とは?

出典:令和6年度第二種電気工事士上期学科試験

第二種電気工事士の筆記試験における「鑑別問題」とは、上図のように工具や材料の写真を使って出題される問題を指します。※写真から名称や用途を選択するか、その逆かは出題方法によります。

実際に工事をするにあたって工具や材料を判別する力は必須です。したがって鑑別問題はかなりの確率で出題されます。

工具は作業工程に沿って覚えよう

各工具は個別に覚えるのではなく、配線工事の工程に沿ってまとめて覚えるのがおすすめです。以下の3種類の配線工事をまとめて覚えると良いでしょう。

  • 金属管
  • 硬化塩化ビニル電線管
  • 合成樹脂可とう電線管

たとえば「金属管は曲げ作業に工具が必要だが、柔らかい合成樹脂可とう電線管は工具なしでも曲げられる」のように工程を比較しながら見ていくわけですね。

また金属管の「薄鋼電線管」と「ネジ無し電線管」については、スイッチボックスとの組み合わせが出題されたこともあります。こちらも一緒に覚えておきましょう。

圧着ペンチも出題されやすい

電線管工事の工具以外で出題されやすいのが圧着ペンチです。

圧着ペンチは用途によって持ち手の色が異なります。圧着部分の形状と色以外は非常に良く似ているため、引っかけ問題としてよく登場しますので覚えておきましょう。

  • 圧着端子用ペンチ:持ち手が赤
  • リングスリーブ用圧着ペンチ:持ち手が黄色

鑑別問題は引っかけに注意!要点を絞ってしっかり覚えよう

第二種電気工事士に限らず、ほとんどの国家試験は「落とすための試験」です。あの手この手で解答者を惑わそうとしてきますので、「自分が問題作成者だったらどこで引っかけるか」という意識を持って勉強すると、悔しい不正解を減らせます。

筆記試験の鑑別問題は暗記で解答できる問題であり、最後の追い込み時期におすすめの勉強範囲です。出題されやすい箇所を絞って、しっかり対策していきましょう!

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