第二種電気工事士筆記試験 過去問解説|平成14年度午前 問23
【問23】 三相200[V]、3.7[kW]の電動機の鉄台に施した接地工事の接地抵抗を接地抵抗計を使用して測定し、併せて接地線の太さを点検した。接地抵抗の値a[Ω]と接地線(軟銅線)の太さb[mm]の組み合わせとして、適切なものは。 |
イ. a 600 b 1.6 ロ. a 700 b 1.6 ハ. a 70 b 2.0 ニ. a 10 b 1.2 |
解答:ハ
解説
接地工事に関する問題です。題意から、対地電圧300[V]以下ですのでこの鉄台に施されている接地工事はD種接地工事であることが分かります。D種接地工事は、接地抵抗値が100[Ω]以下、接地線太さが軟銅線の場合1.6[mm]以上と定められています。この条件を満たしているのはハのみとなります。
なお、この電動機が接続されている電路に地絡が生じた際に0.5秒以内に動作する漏電遮断器が取り付けられている場合、接地抵抗値は500[Ω]以下とすることが出来ます。問題文には取り付けられているか否かは明記されていませんが、仮に取り付けられていたとしても条件を満たすのはハのみとなります。
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