前回は、継電器の保護協調についてお話ししました。

では、ある点での三相短絡電流はどのように算出すればよいのでしょうか?

手順の一番目として、電源から事故点までの%インピーダンスを求めます。電験で出題されるときは、電源からある地点までの%インピーダンスを総合して与えられることがほとんどです。

この時注意しなくてはいけないのが、%インピーダンスの基準容量を合わせるということです。変圧器の%インピーダンスは通常自己容量基準となっていますので、他の%インピーダンスの基準容量がいくつかをしっかりと確認しましょう。

合計の%インピーダンスを求めたら、基準容量を%インピーダンスと事故点の定格電圧で割ります。この時、%インピーダンスを「%」で求めていたら計算結果を100倍しましょう。この算出結果が、その点での三相短絡電流となります。

電気設備を設置する場合、この電流値に見合った遮断器を設ける必要があります。

電力科目のB問題として出題されることがあります。非常に重要な項目ですのでしっかりと学習しましょう。

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