平成23年度の電験3種電力科目問16について解説します。

三相短絡について、原理原則が分かっていないと解くことが出来ない非常に難易度が高い問題です。

短絡電流を求める場合、ほとんどの問題が%Zを用いて求めます。しかし、この問題は抵抗、リアクタンスの値そのものを使用して算出します。さらに、変圧器二次側の母線に流れる短絡電流を求めるのに、変圧器の抵抗・リアクタンスは一次側から見た値が与えられています。

短絡電流を求められたとしても、母線電圧を求めるところで改めて躓いてしまう方も多いかと思います。なぜなら、出題頻度自体が非常に少なく解法になれていないからです。似たような解法で求める問題が機械の同期機で出題されたこともありますが、やはり難易度が高い問題でした。

電験3種電力科目の変電・送電分野では最高難易度に使い問題といえますので、動画を繰り返しみてじっくり理解を深めて頂ければと思います。

電験三種対策講習会

http://japan-ems.jp/curriculum/denken3.html

講習のサンプル動画がyoutubeで見れます

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