2024年度第二種電気工事士試験の合格発表はいつ?日程と確認方法も
第二種電気工事士試験の合格発表を心待ちにされている方も多いのではないでしょうか。本記事では、2024年度の合格発表日程や確認方法について解説します。
また過去の合格率データや合格後の進路まで幅広く情報を提供しますので、今後の計画立てにもお役立てください。
目次
第二種電気工事士の合格発表はいつ?
令和6年(2024年)度の第二種電気工事士の発表日は以下のとおりです。
- 上期試験・学科試験の合格発表日:2024年6月10日(月)
- 上期試験・技能試験の合格発表日:2024年8月16日(金)
- 下期試験・学科試験の合格発表日:2024年11月11日(月)
- 下記試験・技能試験の合格発表日:2025年1月17日(金)
関連記事:令和6年(2024年)第二種電気工事士の試験日程|申込方法や注意点も紹介
試験結果を確認する4つの方法
試験の結果を確認する方法は大きく次の4つです。
- 電気技術者試験センターのホームページ
- マイページ(CBT方式受験者向け)
- 試験結果通知書(ハガキ)
- 自己採点
電気技術者試験センターのホームページ
筆記試験受験者は、合格発表日の正午以降、電気技術者試験センターの公式サイトにアクセスし、「合格者受験番号検索」のページで自身の受験番号を入力することで合否を確認できます。
検索の結果、「合格者一覧にあります」と表示されれば合格、「合格者一覧にありません」なら不合格となります。受験番号は半角数字で入力してください。
マイページ(CBT方式受験者向け)
CBT方式で学科試験を受けた方は、受験日の約2週間後から、電気技術者試験センターのマイページにログインすることで結果の確認ができます。
マイページへのアクセス方法は以下の通りです。
- 電気技術者試験センターのトップページにある「マイページログイン」をクリック
- 受験番号とパスワードを入力しログイン
- 「試験申込」メニューから「申込履歴」をクリック
- 「結果表示」ボタンをクリックし合否を確認
マイページには筆記試験の解答速報や受験票の再発行申請などの機能もありますので、随時チェックしてみてください。
CBT方式については下記の記事でも紹介しています。
関連記事:第二種電気工事士試験の申し込み方法|CBT方式についても解説
試験結果通知書(ハガキ)
- 下期試験・学科試験の試験結果通知書の発送日:2024年11月29日(金)
- 下記試験・技能試験の試験結果通知書の発送日:2025年1月27日(月)
結果通知書の発送日から約1週間以内に、受験者全員に試験結果通知書がハガキで届きます(欠席している場合を除く)。表面に受験番号、裏面に合格or不合格の判定が記載されています。
万が一、発送予定日から1週間以上経っても届かない場合は、電気技術者試験センターまでご連絡ください。
自己採点
自己採点による早期の合否判断 筆記試験の合格発表を待たずに、自力で合否を予想したい方には自己採点がおすすめです。
試験実施日の翌日から1週間程度で、電気技術者試験センターのWebサイトに「解答速報」が掲載されます。自身の解答と見比べることで、概ねの合否判断ができるでしょう。
ただし自己採点はあくまで目安です。合格基準点は非公表のため、手応えがあっても合格とは限りません。確実な合否は合格発表を待つ必要がありますので、ご注意ください。
関連記事:第二種電気工事士|過去問題・解答一覧
過去の合格率データと試験難易度
第二種電気工事士試験の難易度を客観的に判断するには、合格率のデータが参考になります。過去5年間の合格率推移を、上期・下期、学科・技能の区分別に集計しました。
年度 | 学科(上期) | 技能(上期) | 学科(下期) | 技能(下期) |
---|---|---|---|---|
2023 | 59.9% | 73.2% | 58.9% | 68.8% |
2022 | 58.2% | 74.3% | 53.3% | 70.6% |
2021 | 60.4% | 74.2% | 57.7% | 71.1% |
2020 | – | 67.8% | 62.1% | 72.9% |
2019 | 70.6% | 67.4% | 58.5% | 62.2% |
※2020年上期は新型コロナウイルスの影響で学科試験中止
全体的に、技能試験の方が学科試験よりも合格率が高い傾向にあります。ただ学科試験の合格率が60%前後、技能試験が70%前後で推移していることから、どちらも油断はできません。
関連記事:第二種電気工事士を独学で合格する勉強方法|おすすめテキストも紹介
合格発表から免状交付までの流れ
無事に第二種電気工事士試験に合格したら、電気工事の現場で活躍できます。ただし、単に合格しただけでは「合格者」という立場に過ぎません。国家資格を証明する免状を取得して、晴れて「第二種電気工事士」として活動を始めることができるのです。
学科試験合格後
学科試験に合格したら、次は技能試験の対策を始めましょう。候補問題は全13題と決まっていますが、試験当日にどれが出題されるかはわかりません。万が一のミスを防ぐためにも、すべての候補問題を隅々まで練習しておくことが大切です。
関連記事:第二種電気工事士の技能試験(実技)|独学で合格するポイントを徹底解説
時間は40分と限られているため、正確かつスピーディーな作業が求められます。まずは基本の手順を身につけ、反復練習で時間短縮を図っていきましょう。
独学では不安、という方は日本エネルギー管理センターの第二種電気工事士講習会がおすすめです。
13個の公表課題すべてを作成し、講師が1人1人に丁寧なフィードバックを行います。複線図を描かない最短の方法も伝えるので、大幅な時間短縮も可能です。
技能試験合格後
学科と技能の両方に合格したら、都道府県への免状交付申請の手続きを行います。申請期限はありませんが、合格通知書を紛失すると申請ができなくなるため、早めの申請がおすすめです。
申請に必要な書類は以下の5点です。
- 技能試験の合格通知書
- 電気工事士免状交付申請書
- 住民票の写し
- 写真1枚(縦30mm×横24mm)
- 免状返送用封筒(都道府県による)
書類を揃えたら、各都道府県の電気工事工業組合などの窓口に提出し、免状交付手数料5,300円を納付します。通常2週間〜1ヶ月程度で免状が交付されますので、大切に保管しておきましょう。
電気工事士免状は、電気工事の現場で従事する際の必須アイテムです。常に携帯し、求めに応じて提示できるよう心がけてください。
合格後の進路や活躍の場
第二種電気工事士の資格を取得すると、電気工事の現場で即戦力として活躍できます。住宅やビルの電気設備工事から、工場や発電所のメンテナンスまで、幅広い分野でその能力が求められています。
関連記事:第二種電気工事士とは?取得するメリットと試験の難易度や将来性を解説
ここからは、具体的な進路のイメージを膨らませていきましょう。
第二種電気工事士の資格を活かせる求人情報
第二種電気工事士の資格を取得したら、さまざまな業界で活躍できます。主な就職先としては、以下のようなものが挙げられます。
- 電気工事業(一般住宅、ビル、商業施設、工場など)
- 電気通信工事業(光ファイバー、LANなどの通信設備工事)
- 電力会社(発電所や変電所の保守・点検業務)
- 鉄道会社(信号設備や駅舎の電気設備工事)
- 官公庁(役所庁舎の電気設備工事、電気設備の保安監督)
経験や知識を積み重ねることで、電気主任技術者や施工管理技士など、さらなるキャリアアップも目指せます。第二種電気工事士の有資格者は常に需要があるため、生涯にわたって活躍できる道が開けているのです。
第一種電気工事士へのステップアップ
電気工事の分野でさらなる飛躍を目指すなら、第一種電気工事士の資格取得がおすすめです。第一種は高圧・特別高圧の設備を扱えるため、より高度な現場で活躍できます。
関連ページ:第一種電気工事士講習会
受験には実務経験が必要ですが、第二種電気工事士の経験年数も含められるため、計画的にステップアップしていくことが可能です。キャリア形成の指針として、ぜひ視野に入れておきましょう。
関連記事:第一種電気工事士の実務経験は3年からに|経験の積み方や免状の申請方法も
他の関連資格へ挑戦
電気工事士の仕事に近い分野の資格としては、以下のようなものがあります。
- 消防設備士(電気系)
- 電気主任技術者(第1~3種)
- 電気通信主任技術者(伝送交換・線路)
- 工事担任者(AI・DD総合種、DD第1~3種)
これらの資格は電気工事士としてのスキルアップに役立つだけでなく、新たな活躍のフィールドを切り拓く可能性を秘めています。ご自身のキャリアプランに合わせて、積極的にチャレンジしてみてください。
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