変圧器の保護設備(1)
今回は、変圧器の保護についてお話ししたいと思います。
変圧器は、受変電設備において最も重要な設備になります。
最重要である以上、損傷することがないように様々な手段を用いて保護を行います。
電気設備全般に言えることですが、設備にとってもっとも過酷なのは短絡です。短絡電流は、条件にもよりますが定格よりも遙かに大きい電流が流れるため長時間流れると過熱、炎上してしまいます。
短絡から変圧器を保護する最も基本的な手法は、一次側にヒューズをもうけることです。ヒューズをもうけることにより、短絡電流をはじめとする過大電流が流れるとヒューズが溶断し、自動的に電源から切り離すことができます。
比較的容量の大きい変圧器では、より高度な保護を行うために過電流継電器と遮断機を組み合わせて保護を行います。これにより、ヒューズで保護するよりも遙かに早く事故等を検出して電源から切り離すことができます。
他の保護設備については次回お話ししたいと思います。
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