送電線の絶縁強度を設計するにあたり、対地電圧がどのようになるかを考えるのは非常に重要です。
 特別高圧送電線では、中性点接地方式が採用されています。そのため、通常時の送電線の対地電圧は公称電圧(たとえば66kV)の1/√3[V]となります。ただし、ここで注意しなくてはならないのはこの電圧は実効値であり、絶縁強度という意味では最大値を考慮する必要があります。よって、最大電圧は対地電圧の√2倍となります。
 以上のことから、絶縁強度で考慮する最大電圧は公称電圧の√2/√3でおよそ0.82倍となります。一般的な平形碍子は一つの耐圧が20kVですので、ここからおよその必要な碍子の個数がわかります。(通常、余裕を見るため2~3個余分につけます)

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