輪作りのコツ|ランプレセプタクルと露出コンセントの注意点
第二種電気工事士技能試験の対策として、本記事ではランプレセプタクルの作業における注意点を解説します。
なお技能試験全体の対策については以下の記事をご覧ください。
関連記事:技能試験合格までの下準備!練習スタート前に把握すべきポイントを紹介
目次
輪作りして取り付ける際の4つの注意点
まずは電線を輪作りして取り付ける際の注意点です。この際の注意点はおもに4つです。
- IV線の被覆がねじに触れないこと
- 輪を右回りでとりつけること
- 輪がねじからはみ出さないこと
- 外装を台座の外に出すということ
ランプレセプタクルの輪作りについては動画でも解説しています。
IV線の被覆がねじに触れないこと
一点目はIV線の被覆がねじに触れないことです。
欠陥の記事でも紹介していますが、ねじに触れていると被覆をかんでいるとみなされ一発で不合格になってしまいます。
これは最も注意しなくてはならない点です。
関連記事:技能試験は欠陥ひとつで一発アウト!本番でやりがちな欠陥の種類を紹介
輪を右回りでとりつけること
二点目は、輪を右回りでとりつけることです。こちらも欠陥に該当します。
考え方として、ねじどめするときに輪がゆるまない方向と覚えましょう。
輪がねじからはみ出さないこと
三点目は、輪がねじからはみ出さないことです。
輪作りに慣れない内はどうしても輪がいびつになったり大きかったりしてしまうため、はみ出しがちになります。何度も練習して、適切な大きさに輪を作れるようになりましょう。
外装を台座の外に出すということ
四点目は、外装を台座の外に出すということです。
外装のはぎ取り長さが長すぎる(内装部分が長すぎる)と外装の切り口が引っ込んでしまうため、内装部分は約2cmと覚えて外装を必ず台座の外に出すようにしましょう。
少しでもでていればOKです。実際は1〜2mm程度で充分です。
ランプレセプタクルの縁の破損にも注意!
現場に慣れている方はやってしまいがちですが、ランプレセプタクルの縁を欠かないようにしましょう。
実現場では電線を収めるために縁をペンチ等で欠くのですが、試験では施工条件に「縁を欠かないこと」と記載されているため、欠いてしまうと“器具を破損した”ということで不合格となってしまいます。
国家試験独特の決まりで多少違和感があるかもしれませんが、合格するためにも必ず守るようにしてください。
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