第二種電気工事士筆記試験 過去問解説|平成14年度午後 問23
【問23】 接地工事を施し、地絡時に0.2秒で電路を遮断する漏電遮断器を取り付けた100[V]の自動販売機が屋外に施設してある。接地抵抗値a[Ω]と電路の絶縁抵抗値b[MΩ]の組み合わせとして、不良なものは。 |
イ.a 100 b 0.1 ロ.a 200 b 0.2 ハ.a 300 b 0.4 ニ.a 600 b 1.0 |
解答:ニ
解説
電技解釈第17条と電技第58条に関する問題です。この問題は、接地抵抗値と絶縁抵抗値の2点から検証する必要があります。
まず接地抵抗値ですが、使用電圧が100[V]ですのでD種接地工事になり、通常は100[Ω]以下となります。しかし、地絡時に0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置(漏電遮断器等)を設けた場合は500[Ω]以下とすることができます。よって、この時点でニが不適切となります。
次に絶縁抵抗値を見てみます。使用電圧100[V]から絶縁抵抗値は0.1[MΩ]以上ですので、絶縁抵抗値のみで言えばすべて適切となります。
接地工事については、接地抵抗値に関する問題以外にも省略に関する規定を問う問題も多く出題されますので、重点的に学習する必要があります。
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