第二種電気工事士過去問解説(H14年度午後問17)
【問17】 金属管工事で金属管の接地工事を省略できるものは。 |
イ.乾燥した場所の100[V]の配線で、管の長さが6[m]のもの ロ.湿気のある場所の三相200[V]の配線で、管の長さが6[m]のもの ハ.乾燥した場所の400[V]の配線で、管の長さが6[m]のもの ニ.湿気のある場所の100[V]の配線で、管の長さが10[m]のもの |
解答:イ
解説
電技解釈第159条に関する問題です。
金属管工事の場合、内部の配線から漏電した場合に管に触れて感電するおそれがあります。そのような事故を防止するため、使用電圧が300[V]以下の場合はD種接地工事を、300[V]を超える場合にはC種接地工事を施すこととなっています。
ただし、以下の条件をすべて満たす場合には接地工事を省略することが出来ます。
- 交流対地電圧が150[V]以下
- 電線管の長さが8[m]以下
- 簡易接触防護措置を施すとき又は乾燥した場所に施設するとき
この条件をすべて満たすのはイのみとなります。
もし上記の条件を忘れてしまった場合、このように省略できるものを選択する際は一番安全であると思われるものを選択しておけば、ほぼ正解であると言えます。
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