第二種電気工事士筆記試験 過去問解説|平成14年度午後 問15
【問15】 定格電流が40[A]の配線用遮断機に50[A]の電流が流れた場合、自動的に動作しなければならない最大の時間[分]は。 |
イ.20 ロ.30 ハ.60 ニ.120 |
解答:ハ
解説
配線用遮断機の動作時間は、電技解釈第33条第3項の第2表に、配線用遮断機の定格電流の区分に応じた時間が記載されています。
定められている動作時間は、定格電流の1.25倍の電流を通じた場合と2倍の電流を通じた場合の二通りとなっています。
この問では、定格電流40[A]の配線用遮断機に50[A]を通電した場合と言うことで、50/40=1.25倍となります。1.25倍の電流を通電したときの遮断時間は、定格電流が50[A]以下の配線用遮断機は60[分]、50[A]を超え400[A]以下のものは120[分]となっているため、答はハです。
イとロの数値は全く関係ない数値であることも分かるかと思います。
ちなみに、定格電流の2倍を通じたときの遮断時間は定格電流の区分により2、4、6、8、10[分]となっているため、区分と併せて覚えるようにしましょう(定格電流の区分が大きい遮断機ほど遮断時間は遅くなります)
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