一線地絡電流について
前回は三相短絡電流の算出についてお話ししました。 今回は、配電線路における一線地絡電流についてお話しします。 高圧配電線路は、一般的に中性点非接地方式を採用しています。よって、地絡電流は事故点から各相の対地静電容量を経由して電源へと至る経路…
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前回は三相短絡電流の算出についてお話ししました。 今回は、配電線路における一線地絡電流についてお話しします。 高圧配電線路は、一般的に中性点非接地方式を採用しています。よって、地絡電流は事故点から各相の対地静電容量を経由して電源へと至る経路…
前回は、継電器の保護協調についてお話ししました。 では、ある点での三相短絡電流はどのように算出すればよいのでしょうか? 手順の一番目として、電源から事故点までの%インピーダンスを求めます。電験で出題されるときは、電源からある地点までの%イン…
今回は、保護継電器の保護範囲についてお話しします。 過電流継電器など、計器用変成器からの電圧or電流により動作する保護継電器には、保護範囲という考え方が重要になってきます。 まず過電流継電器の場合、整定値にもよりますが、組み合わされているC…
前回は保護協調についてお話ししました。 電験三種の問題で、保護継電器の動作時間を算出させる問題が出題されることがあります。 過電流継電器を例にお話しすると、継電器の動作時間は継電器に流入する電流の大きさによって決定します。当然、実際の回路に…
今回は、保護継電器の保護協調についてお話しします。 前回の変圧器の保護設備ですこしお話ししましたが、保護範囲が重なっている保護継電器に動作時間に差をもうけることを保護協調と言います。 たとえば、電力会社の配電用変電所の送り出しにある継電器と…
変圧器の保護設備には、前回までお話ししたような異常電流を検出して動作する継電器以外にも異常を検出する継電器が備えられています。 一つが、温度上昇を検出する継電器です。一番多い手法として、変圧器備え付けの温度計に警報接点を設けて既定の温度にな…
前回は、変圧器の保護設備の一つである過電流継電器についてお話ししました。 変圧器内部の短絡事故を検出する継電器には、過電流継電器のほかに比率作動継電器があります。 変圧器は、健全な状態では変圧器の巻き数比をnとすると一次電流I1と二次電流I…
今回は、変圧器の保護についてお話ししたいと思います。 変圧器は、受変電設備において最も重要な設備になります。 最重要である以上、損傷することがないように様々な手段を用いて保護を行います。 電気設備全般に言えることですが、設備にとってもっとも…
電力会社は、需要家に適正電圧で送電することが重要な責務となっています。特に、低圧に関しては電気事業法で以下の値を維持するよう義務付けられています。 100Vの場合、101V±6V 200Vの場合、202V±20V この電圧を維持するために様…
今回は、力率改善についてお話ししたいと思います。 力率改善の問題は、理論、電力、法規と三科目にわたって出題されることがある、電験三種を受験するにあたって避けては通れない内容です。 また、実務のうえでも力率改善は非常に重要な要素です。 そもそ…
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