フェランチ効果
今回は、フェランチ効果についてお話します。 前回のブログで、送電線における電圧降下についてお話しました。その際に書いたベクトル図では、負荷電流は遅れで表しています。殆どの負荷の力率は遅れであり、そのため送電線などの電圧は送電端から受電端に向…
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今回は、フェランチ効果についてお話します。 前回のブログで、送電線における電圧降下についてお話しました。その際に書いたベクトル図では、負荷電流は遅れで表しています。殆どの負荷の力率は遅れであり、そのため送電線などの電圧は送電端から受電端に向…
今回は、送電線の電圧降下についてお話しします。 送電線のインピーダンスは、導体の抵抗と誘導性リアクアンスを合わせたものとなります。特に長距離送電になると、誘導性リアクタンスの影響が顕著になります。 送電線の電圧降下をベクトルで考えるとき、通…
前回、負荷時タップ切り替え変圧器についてお話ししました。 変圧器二次側電圧の調整手法の一つとして、送り出し配電線の亘長が長い変電所では負荷電流の大きさによって送り出し電圧を調整する方法が取られることがあります。 たとえば、負荷電流が小さいと…
今回は、負荷時タップ切り替え変圧器についてお話します。 変圧器は、通常タップというものがもうけられています。タップを変更することにより、ある程度の範囲で段階的に巻数比を変更し、二次電圧を調整することが出来ます。 多くの変圧器の場合、タップを…
前回、変圧器の並列運転について少しお話ししました。 変圧器の並列運転には、実施するためにいくつかの条件があります。 まず一つ目が、巻数比が等しいことです。たとえば、22000:6600の変圧器と22000:6900の変圧器をそのまま並列運転…
変圧器の損失は、大別すると「鉄損」と「銅損」に分けられます。 鉄損は通称無負荷損とも言われ、変圧器が加圧されている限り負荷の大きさと無関係に発生する損失です。 銅損は負荷電流が流れることにより発生する損失で、その大きさは負荷の大きさの二乗に…
今回は、構外の地絡事故による地絡継電器の誤動作についてお話します。 地絡事故が発生した場合、地絡電流は当該回線だけでなく、同一バンク(変電所の変圧器1台を1バンクといいます)から送り出されている回線の対地静電容量を経由して電源へと戻ります。…
接地工事は、種類によって接地抵抗と用いる電線の太さが決められています。D種接地工事は接地抵抗値が100Ω以下、C種接地工事は10Ω以下。電線の太さはD,Cともに1.6mm以上となっています。 A種接地工事は抵抗値が10Ω以下で、電線の太さが…
前回は一線地絡電流とB種設置工事についてお話ししました。 電験三種の計算問題では、B種接地工事とD種接地工事の接地抵抗値に関する問題が出題されることがあります。 これは、低圧機器で漏電が発生した場合に生じる機器外箱の対地電位上昇を抑えるため…
前回お話した一線地絡電流ですが、電験3種では公式を用いて求める問題も出題されます。たいていの場合、問題の中に公式が与えられているので公式そのものを憶えていなくても解答できます。 ただし、ケーブルか架空線かで長さLの考え方が違うので注意が必要…
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