電力損失について
需要箇所に電力を送るにあたり、配電線や変圧器で電力損失が発生します。電力損失には数種類ありますが、代表的なものとして電線の持つ抵抗によって発生する損失です。損失の大きさは、流れる電流をI、電線の抵抗をrととすると以下の式で表されます。 p=…
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需要箇所に電力を送るにあたり、配電線や変圧器で電力損失が発生します。電力損失には数種類ありますが、代表的なものとして電線の持つ抵抗によって発生する損失です。損失の大きさは、流れる電流をI、電線の抵抗をrととすると以下の式で表されます。 p=…
第一種電気工事士では、変電所送り出しから受電設備までの電圧降下に関する問題が出題されることがあります。 厳密に計算するにはベクトル図を書いて求める必要がありますが、問題を解く上では簡略式で求めることができます。 線電流をI、力率cosθ、無…
第一種電気工事士で必須と言える三相交流の計算問題。三相交流の最も特徴的なのが、「相」と「線(間)」の関係と言えます。 電源(もしくは負荷)がY結線の場合は 線間電圧=√3✕相電圧 線電流=相電流Δ結線の場合は 線間電圧=相電圧 線電流=√3…
第一種電気工事士を受験される皆様、もう試験勉強を始めていますでしょうか?受験する方たちはすでに承知の上かもしれませんが、あらためて第一種電気工事士の試験範囲についてお話ししたいと思います。 簡単に言えば、第二種電気工事士に高圧受電設備の知識…
水力発電所の水車には、大きく分けると2つの種類があります。 一つは反動水車です。イメージとしては、流れる水の中に扇風機の羽根を沈めた状態と考えて良いでしょう。もう一つは衝動水車です。こちらは、イメージとしては昔ながらの水車小屋の水車です。な…
先日、水力発電所の出力計算についてお話ししました。今回は、揚水発電所における揚水に必要な電力の計算についてお話しします。結論から言うと、揚水に必要な電力は以下の式で表されます。 Pw=9.8Q(H+h)/ηpηm [kW]ここで、hは損失…
水力発電所は、水の持つ位置エネルギーを発電に利用する発電所です。 高さH[m]にm[㎥]の水があるとすると、その水の持つ位置エネルギーPwは、重力加速度をgとすると次の式で表わされます。 Pw=mgH[kJ] 重力加速度は9.8です…
今回は、火力発電の問題で非常に間違いやすい二つの効率の違いをお話しします。 計算問題で求める、もしくは与えられる効率のなかに「タービン効率」と「タービン室効率」の二つがあります。名称としては一文字しか違わないので非常に間違いやすいのですが…
火力発電の計算問題で、発電電力量から使用する燃料の量を求める問題が出題されることがあります。 その際に重要なのが、エネルギー(J)と電力(W)と電力量(Wh)の関係です。 もっとも基本として覚えておいてもらいたいのが、W=J/secの関係で…
主に火力発電所の効率計算をする場合において重要になってくるのが「所内率」の考え方です。 所内率とは何かというと、簡単に言えば発電機出力のうち何%を発電所自体で消費するかを表したものです。 発電所を運転するには多くの付帯設備が必要になり、当…
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