電気工事士実技試験において、重大欠陥に陥りやすいポイントとしてリングスリーブ圧着接続があります。

特に誤りやすいのが、圧着ペンチのダイスです。

小スリーブを使用する際、原則的に圧着ペンチのダイスは小で圧着します。しかし、1.6mm二本を圧着するときのみ、特小(○)のダイスで圧着する必要があります。ここが引っ掛かりやすいポイントで、二本を圧着するとき○と誤認してしまうことが多いのです。ここでひっかけるため、わざわざ電源の圧着をリングスリーブとすることが多いのです。

くれぐれも、1.6mm、もしくは2㎟;二本のときのみ特小ということに注意しましょう。

もう一つやりがちなのが、リングスリーブのなかに絶縁被服が入ってしまうというミスです。厳密には絶縁被服を噛みこんでいると重大欠陥なのですが、採点する際は本当に噛みこんでいるかまで確認することはほぼ不可能です。よって、リングスリーブの中に少しでも被服が入っていれば噛みこんでいるとみなされる恐れが非常に高いのです。

この危険を回避するため、リングスリーブと被服の間には少し隙間を空けるようにしましょう。

どちらもよくやりがちなミスですので、しっかりと意識して作業しましょう。

日本エネルギー管理センターの第一種電気工事士対策講習会

https://www.japan-ems.jp/curriculum/e-construction1/

講習のサンプル動画がyoutubeで見れます

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