【質問コーナー】技能試験での送り線の線色の決め方について
本記事では、当センターの受講者様からのいただいたご質問について回答したいと思います。
【ご質問】 2019年度 第二種電気工事士技能試験の課題No10のスイッチの送り線の考え方について教えてください。 |
回答
2019年度の公表問題(課題)No.10は上図のとおりです。
さて、スイッチより指定された負荷へ接続する線を送り線と呼んでおります。
この送り線の線色については、施工条件に指定はありません。電源に直接つながる線ではないので、黒・白・赤のどの色でも欠陥となりません。
ただし、課題No.10については、スイッチへ行く三芯ケーブルのうち黒と白は電源に繋がる線となるので、送り線は赤しか選択肢がありません。
消去法で考えると理解しやすいので、まずは電源の白、黒から接続のイメージをしましょう。
ご質問が多いスイッチとパイロットランプの配線の差込み位置に関して、まずコンセントから考え、渡り線を差込みます。
コンセント【W】に白の渡り線を接続し、渡り先はパイロットランプの片側へ。
コンセントの空いてる方へ黒の渡り線を接続し、渡り先は片切スイッチの片側へ。
あとは三芯ケーブルの黒と白をコンセントに接続しコンセントは完了です。
そして残りの赤線は…これはスイッチの送り線になります。赤の渡り線を作成し、パイロットランプの片側、スイッチの片側に接続します。
三芯ケーブルの赤線は、パイロットランプかスイッチのどちらかに接続します。(どちらでも問題ありません)
以上で、課題No10スイッチ部分の接続が完成です。
日本エネルギー管理センターでは、最短かつ最小の労力で合格を目指せるノウハウと、徹底した技能試験対策を提供しております。
第二種電気工事士合格率は毎年90%以上を誇ります。第二種電気工事士へ最短ルートでなりたい方は、ぜひ第二種電気工事士講習をご検討ください。