電験3種理論の計算問題を解くにあたり、抵抗の性質を憶えておくと非常に効率よく計算を解くことができます。
まず、抵抗の直列に関してです。
(1)合成抵抗はそのまま足す。
  exp 同じ大きさの抵抗を二つ直列につなげば二倍
(2)電圧の割合(分圧)は抵抗の大きさに比例する。
  exp 抵抗の大きさが1:2なら、電圧の大きさも1:2

 次に並列に関してです。
(1)合成抵抗は、抵抗の逆数を足してさらに逆数をとる。
  応用:二つなら和分の積
  exp 同じ抵抗を二つ並列なら二分の一、三つ並列なら三分の一
(2)電流の大きさは抵抗の大きさに反比例する
  exp 抵抗の大きさが2:3なら電流の大きさは3:2
(3)電圧はすべて等しい(並列回路の両端電圧がそのままかかる)

 一見、すべて当たり前の法則であるように感じると思います。しかし、たいていのテキストの場合はまじめにオームの法則などを使って電流を求めて計算しています。しかし、これらの性質をうまく使えば最低限の計算で問題を解くことができます。
 試験は限られた時間で問題を解かなくてはいけません。少しでも効率よく解く手法を身につけるのが非常に重要です。今回改めてお話しした法則をうまく活用して、効率よく問題を解けるようになってください。

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