前回まで、三角関数とベクトルの重要性についてお話ししました。
この2点は、全科目における計算問題を解く際の基本となります。

それでは、理論の計算問題で重要となるものとしては何があげられるでしょう。

結論から言うと、理論の計算問題を解く際に重要となる定理・法則として、キルヒホッフの法則とテブナンの定理があげられます。もちろん、これらを解答するための大前提として、オームの法則や抵抗の直並列計算などは必須です。
キルヒホッフの法則は、極端なことを言えばこの法則さえ使えればほとんどの回路を解くことができます。しかし、少しでも複雑になってしまうとキルヒホッフの法則では計算が煩雑になり解答に多大な時間を要してしまいます。
電験3種の試験時間は、はっきり言って非常にシビアです。限られた時間で解答するには少しでも効率的な方法を用いて計算を行う必要があります。
ここで重要となるのが、テブナンの定理です。実は、過去問を見てみるとわかるのですがこのテブナンの定理を用いて解答する問題がかなり多く出題されます。
複雑な問題でも、回路を簡略化していき最後にテブナンの定理を用いるといった傾向が数多く見受けられます。
テブナンの定理に関する説明は今回はしませんが、キルヒホッフの法則とテブナンの定理、この二つをしっかり使えるようにすることが合格への非常に大きなステップとなります。

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