電動機の始動方法の問題で最も出題頻度が高いのが、スターデルタ始動です。
この方式は、電動機の始動時に一次巻き線をスター結線にし、定格速度付近まで加速したらデルタ結線にするという方式です。
この方式の場合、始動電流、始動トルクともに1/3となるため、軽負荷で始動できる電動機でないと始動できない恐れがあります。

電験3種の出題の傾向としては、先に述べた始動電流、始動トルクがどの程度減少するかの知識問題の他に、スターデルタ始動機の結線について出題されることがあります。実際の図は参考書等を見ていただければと思いますが、覚え方のこつとして「一つずらしでつなぐ」と覚えると良いでしょう。
どういうことかというと、始動機を通って電動機に帰る時に一つずれた相に接続されるように結線されていれば正しい結線になります。
言葉で言うと分かりづらいですが、実際に結線図を見ながら「一つずらし」を確認してみてください。

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