第二種電気工事士筆記試験 過去問解説|平成14年度午前 問6
【問6】 電線の接続不良により、接続点の接触抵抗が0.5[Ω]となった。この電線に10[A]の電流が流れると、接続点から1時間に発生する熱量[kJ]は。 |
イ.180 ロ.360 ハ.720 ニ.1440 |
解答:イ
解説
この問題のポイントは、以下の2点を理解しているかです。
- P=I×I×r[W] P:消費電力[W] I:電流[A] r:抵抗[Ω]
- 熱量(エネルギー)=電力×時間[秒]
このポイントをふまえて問題を解いていきます。まず、接続点での消費電力は①の式を用いて
P=I×I×r=10×10×0.5=50[W]
ここから、1時間で発生する熱量[kJ]を②の式で求めます。1時間は3600秒、さらに[kJ]になおしますから
熱量=P×3600÷1000=180[kJ]
となります。
問題の解説は以上ですが、ここで一つお役立ち情報。電力[W]とは、1秒間に消費(もしくは発生)するエネルギー[J]を表しています。つまり、単位で言うと
W=J/秒
となります。これを覚えておくと、様々な問題を解く際の助けとなりますので是非頭の片隅にでも置いておいてください。
関連記事:電力W(ワット)と熱量J(ジュール)の関係とは?検針票の「kWh」も解説
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